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すたじお日和... 僕のアトリエにて 

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僕のアトリエ【あーとすたじお源】 ここでは毎週土曜日 絵を描くのが好きな人たちが集まる。
そのメンバーの中で はるさんという制作者がいる。 
はるさんはいつも 内なる何かを 悶々としたものを吐き出すように 制作している。
はるさんは言葉少なで 自分からおしゃべりすることもなく 福家が話しかければ はるさんも話してくれる
そんな無口なはるさんが何かを探している ゴソゴソと いつまでも...
顔を赤らめて『ここにおいてあった僕の煎餅を誰か知りませんか?』 と はるさんが一言

言葉に詰まる福家は 思わず空腹のあまりこっそり食べてしまったことを正直に告げ
静々と制作するはるさんが久々の大爆笑
はるさんがこんなにも大声で笑うのか と思うほどすたじおの沈黙を破り...
すいません メンバーのみんなが夢中で制作する最中 お母さんたちが差し入れてくれたお菓子を無断でこっそり食べてしまい...
朝昼抜きの空腹に耐えかねて 盗み食い? 失礼しました... 笑

そんなすたじお日和でした....



あーとすたじお源➡http://art-studio-gen.com/

年末の記念撮影

      
僕の開いているアトリエ(あーとすたじお源)にて なぜか私の両親と制作メンバーで記念撮影

理由は 私に届け物をしてくれたついでにお初の見学  母は以前から見たがっていてのでOK
僕が絵の世界に入ったのも母の影響  僕を小さい頃からよく美術展に連れて行った  
外で遊びたがっていた僕を無理に連れて? 後で聞いた話だけど 母は僕を酒乱の父のようにはしたくなかったとか...笑

今日は年末ラストすたじお はるさんとつくみさんの二人だけ 制作中に駆り出されたような二人...
高齢の親がこのすたじおに来るのはこれが最後かも... そん想いもあってか 訳もわからず急に撮らされた感も...

そんなこんなで訳がわからず何故か記念撮影  そんな想いで日記...



ホームページ⇒あーとすたじお源

通勤路...



『絵を描きたい.. .』  そんな気持ちにさせられる今日の空
何の変哲もないいつもの通勤路 ふと見上げれば至る所に画面が広がる
目に入るものすべてが僕に絵を描けと言う 血沸き肉躍るような気分に...
 

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枯渇してるなあ~ としみじみ...
何でもない自分でいようとすること 群れてしまえばいいこと 同じになればいいこと
そうすれば日常は過ごしやすい けれど心の奥底は静々と侵されるように枯渇していく
人間を失っていくような...

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自分が自分であるために 群れない 慣れない 依存しない
けれど燃料が枯渇する 日常の世渡り下手ゆえに燃費が悪い 
補充すべきもの それは 絵を描くしかないんだなあ~

今の自分が自分であるために 行き着いた先に見たもの
それは 絵を描くしか他にないんだなあ~

自分が自分であるために...  回想

質素であれ ....

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『豊かさは 節度の中にだけある』 

 これはドイツの詩人 ゲーテの言葉
自分も歳をとったのか 最近はこの意味をしみじみと感じる 
質素でありたい と自身に切に願うこの頃

食べ物も 着るものも 自己表現や振る舞いも必要最低限で
その奥底から生まれる感性や喜び悲しみに鋭敏でありたい
そういう豊かさを感じとれる自分でありたいと願う 
これは自身の健康という定義なのかもしれない  
ときどきゲーテはそれをよくおしえてくれる  
自身がやることも質素な中にこそ見えてくるのかもしれない 
そう思えてならない

日常は様々なものを目にする  欲 評価 世間体 群れ 依存 安心
得てして当たり前の無意識でいると精神が肥えてくる 
これが鈍るという麻痺を引き起こすのかもしれない

日本画家の堀文子先生は 『群れない 慣れない 頼らない』 と言う。
これも 自身が質素であることを意味するのではないだろうか....
自己を見失うことなく 一個体としてどうあるべきか 
それを気づかせてくれるのが 質素であれ という言葉なのかもしれない.
しみじみとそう思う...

質素の中にこそ豊かさがあり 人が何かを作り出せる源があるのかもしれない

匂い...

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米谷清和展へ...... 多摩美術大学美術館

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多摩美時代にお世話になった米谷先生の退職記念展
道中あの懐かしい八王子市内を走る...どうしてこれほどまでに空気も色も形もタイムスリップしたように変わっていないのだろう...
あの悶々として葛藤する日々を思い出す 横浜や東京は時代の流れと共に刻々とその姿を変容してきた。
ここは確かに30年前と変わらぬ匂いがする  回想しながら会場へ... やはり米谷先生は 私を覚えていなかったようで~ 日本画の世界から身を引いた私は どこへ行っても忘れられている ~笑  そんなことはどうでもよく 心はどよんどよんと浸るように 日本画のあの岩絵の具の色味 質感 かもし出す空気と匂いを溢れんばかりに感じて... 私を思い出せない米谷先生と懐かしい学生時代の話を交わす  とにかく自然すぎるほど正直で 分け隔てなく陽気な米谷先生の温もりに触れ たくさんの多摩美生にこれほど愛される訳を実感する...
派手さはなく 控えめで 静かに確かにものを見据える目 その目で捉えた時を情緒深く描く作風に 感慨深いものを感じる...
最後に... 車椅子で来ていた一般の方に暖かく感謝の眼差しで挨拶し 自身の作品の感想を謙虚に問う米谷先生を見て「人柄だな」と何だか嬉しくなり 心が微笑みながら真っ暗になった八王子を後にする  米谷先生 ご退官おめでとうございます  そして45年間 お疲れ様でした。
追記~ ダンボールに仕舞い込んだ岩絵の具 絵皿 刷毛 膠 それらが気になって仕方がない自分… 臭い?がするから?笑
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刷毛 筆はそのまま時が止まり....

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米谷先生と.....

プロフィール

福家健彦

Author:福家健彦
 ノーマライゼーションのアトリエ〈あーとすたじお・源〉の福家です。現代社会から後世へ・・ 不易なもの 確かなものを残していきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。アトリエの詳細は下のリンクよりご覧ください。

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